2013年のGWの前半は、同潤会上野下アパートメントの実測調査ボランティアに参加しました。最後の同潤会アパートメントでの数日間は、計りながら、図面におとし、当時の設計思想に想いをはせる、そんな大変贅沢な時間でした。
実測参加者(建築学生や建築関係者が主)に対して、同潤会上野下アパートメントのプチツアーが毎回開催されていたのですが、私が参加した5日間のうち、大月敏雄先生が案内されたこの回は大変丁寧なもので、これは撮らないと残さないといけないと思い、持っていたコンパクトデジタルカメラのムービーで記録し、編集しました。
もう無いアパートの中の記録と共に、記憶をお伝えできたらと思います。
(2013年10月の「Re1920記憶」in 大阪で上映したものをインターネット上で見られるようにしました。)
映像 「大月敏雄先生と巡る最後の同潤会アパート〜同潤会上野下アパートメントの実測調査の
現場から〜」(42分) 2013年に最後の同潤会アパートメント「同潤会上野下アパートメント」は解体されま
した。 解体直前の2013年4月下旬〜5月初旬のゴールデンウィークに、東京大学の大月敏雄
先生をはじめとする先生方や研究室の学生たち、有志の方々によって実測調査(建物の内 部や外部のサイズを測り図面化し記録保存したり、写真を撮っておいたり、オリジナルの 扉などの建具を保存したり等)が行われました。実測調査に参加した方や学生たちに向け て行われた大月敏雄先生(東京大学 准教授)による、特別なレクチャー・ガイダンスです。 同潤会上野下アパートメントの特徴や当時の設計思想などを大月先生がお話しながら、ア
パート内を案内しています。 ※当日、撮影する予定がなかったため、機材は手持ちのコンパクトデジタルカメラで撮影
した映像です。一部音声が聞こえにくいところや手ぶれなど気になるところがあるかもし れませんが、ご了承ください。 撮影日:2013年4月29日
撮影:いしまるあきこ(「Re1920記憶」主宰 http://kioku.info)
編集:オフィースYUKIMATSU