いしまるあきこ

建てたがらない建築士 いしまるあきこ Webサイト



カプセルのお風呂事情

Category : カプセル快適化俱楽部 5月 21st, 2017

「カプセル快適化俱楽部」は、中銀カプセルタワービルに住む人・使う人、これから住もうとする人や使おうとしている人にとって役立つ、カプセルライフを楽しくするための情報発信を目指します。また、これを見て読んだ方に中銀カプセルタワービルについて興味を持ってもらえたら嬉しいです。

20161002_Nakagin-B908_0048

20161002_Nakagin-B908_0060

今日は、住まいなら必須、事務所利用でも役立つ、カプセルのお風呂事情です。

中銀カプセルタワービルのカプセルには、オリジナルのユニットバスがあります。白く丸を基調としたデザインで、トイレ、洗面台、浴槽が一体となっています。鏡もコンセントカバーも、プラスチックの棚も丸です。コンパクトながら魅力的なお風呂です。

ところが、現在のカプセルではお湯がでませんので、このユニットバスでお風呂には入れません。残念。10年前くらいまではお湯がでたそうです。もともとは全館給湯でしたが、配管の不具合や故障したボイラーを止めたため、いまはお湯がでないのです。

住んでいる人の中には、電気式の湯沸かし棒で数時間かけてお湯を沸かす人や、電気温水器を取り入れてなんとかシャワーを浴びている人もいるようですが、基本的には、カプセルの中ではお風呂に入れません。かわりに、共用部に置かれているシャワーブース1つを使うことができます。細かい使い方などは、管理人さんが教えてくれます。

さて、シャワーブースを使わない人がよく利用するのが銭湯です。中銀カプセルタワービルは中央区銀座にありますので、銀座の銭湯を使うことがあります。銀座に銭湯なんてあるの!?と思われがちですが、実は、銀座では2つの銭湯がいまでも営業しています。カプセルから最も近いのは、同じ銀座8丁目にある「金春湯(こんぱるゆ)」です。開業は1863年の老舗の銭湯です。この銭湯には、コインランドリーがありません。カプセルの洗濯事情や銭湯レポートは、またの機会に……

2017年4月から、中央区の銭湯では「コミュニティふれあい銭湯」ということで、第2、第4金曜日は中央区在住・在勤者は100円で入ることができます!通常の大人料金は460円ですから、だいぶお得ですね。

カプセルの、ここもコンセントでした

Category : カプセル快適化俱楽部 5月 13th, 2017

「カプセル快適化俱楽部」は、中銀カプセルタワービルに住む人・使う人、これから住もうとする人や使おうとしている人にとって役立つ、カプセルライフを楽しくするための情報発信を目指します。また、これを見て読んだ方に中銀カプセルタワービルについて興味を持ってもらえたら嬉しいです。

20170301_Nakagin-capsule_A606_013Stitching-s

20170301_Nakagin-capsule_A606_028

今回は、ここもコンセントだったというお話し。

「これって何だろう?」と思っていた人も多いかもしれません。中銀カプセルタワービル、カプセルのもとはベッドがあったヘッドボードのあたり。斜めのふたがある収納の並びに時計や照明のスイッチとともに左端にある細長いグレーの何か。

実は、コンセントでした!

中銀カプセルタワービルが竣工した1972年は、ノートパソコンや携帯電話も無く、まだまだ、電化製品を使う機会は少なかったと思います。45年後の2017年には、電源を使うものが多いですから、テーブルの近くにコンセントがあるといいなと考え、スイッチのあたりのふたを開けた際、グレー色のところに配線がされていることで分かりました。

20170301_Nakagin-capsule_A606_030

グレーのコンセントがあるカプセルと無いカプセルがありますが、収納が残っているのにグレーのコンセントが無いカプセルは、壁にコンセントが用意されているところのようです。

さて、このコンセントには、「JIMBO 15A-125V 41-1380」と書いてあります。JIMBOは神保電器株式会社のマークです。

IMG_2234

何か気になって調べたところ、「日本間用コンセント」と呼ばれるもので、和室などで壁ではなく敷居の一部に上向きにコンセントを付ける時に使われていたようです。プラグを差していない時はふたが閉じているので、ホコリなどが入りにくい工夫がされています。カプセルでは、斜めに付けられているので、ホコリが入らないようこのようなコンセントが選ばれたのではないでしょうか。

カプセルを設計した建築家の黒川紀章さんは、茶室も多く設計されていたそうですが、このあたりのセレクトも何かつながりがあるのかもしれませんね。

カプセルで使われているものは、現在は販売されていませんが、JIMBOの後継機はリンク先のもののようです。

こまやかな工夫もされているカプセルなのでした。

カプセルに似合う手動掃除機「Hochi(ホチ)」

Category : カプセル快適化俱楽部 5月 5th, 2017

「カプセル快適化俱楽部」は、中銀カプセルタワービルに住む人・使う人、これから住もうとする人や使おうとしている人にとって役立つ、カプセルライフを楽しくするための情報発信を目指します。また、これを見て読んだ方に中銀カプセルタワービルについて興味を持ってもらえたら嬉しいです。

20170301_Nakagin-capsule_A606_025s

今回は、「カプセル快適化俱楽部」のアイコンにも登場する、カプセルに似合う手動掃除機「Hochi(ホチ)」のお話しです。

カプセルは10平米とコンパクトな部屋で収納も限られているので、置くもの全てに迷うかと思います。掃除機も何を置くかで迷います。私が住んでいた時には、ずいぶん前に姉から譲り受けた90年代・スタンド式の黒いスティックタイプの電気掃除機を使っていました。カプセルの中で少し背丈のある掃除機を納められる場所というと、収納のクローゼットのみです。古いタイプの掃除機なので、集塵袋も取り替えないといけないこともあまり望ましくありませんでした。

企画・運営しているシェアオフィスの1つ、中銀カプセルタワービルA606プロジェクトでは、置く物に特にこだっているので、掃除機もカプセルに似合う物を探しました。

たとえば、パナソニックの「IT(イット)」は、コンパクトで薄く、デザインもまあまあ合いそうだと思いましたが、実物を家電量販店で見たところ、思っていたよりもつくりがきゃしゃでした。自立しないのもあまり望ましくありません。価格も探し始めたころは7万円台で、購入するには至りませんでした。ほかにも、現在発売中のスティックタイプの掃除機は複数見ましたが、どれもカプセルに似合いません。ルンバなどの丸型のお掃除ロボット導入も考えましたが、さすがに10平米を自動で掃除させなくてもよいなと思ったのです。

nakagincapsule hochi1

nakagincapsule hochi2

困って、ヤフオクで【レトロ 掃除機】で検索したところ、手動掃除機「Hochi(ホチ)」が出品されていました。

白い四角に黒丸のその姿。丸窓が特徴のカプセルに置かれるのをまるで待っていたかのような形。出品説明によると「昭和40年代〜50年代」のもので、まさに、中銀カプセルタワービルが生まれた1972年(昭和47年)と同世代でした。

よくできているのが、そのコンパクト性。1つの箱にうまいこと納められ、カプセルとの共通性を感じます。クローゼットの中に置いても場所をとらず、立っている姿もとても良いのです。

そして、なにより、手動なので電気を使いません。コードを引っ張りだして、コンセントにつないでから掃除機をかけるあの手間がないので、サッと取り出してサッと掃除ができるのです。とったゴミは、下のふたをパカッと開けて、そのままゴミ袋へ。

「Hochi」のおかげで、カプセルの掃除が楽しくなりました。

ヤフオク出品者の方が複数所有していたデットストックの「Hochi」を購入し、まずは、企画・管理している2つのシェアオフィスで使っています。もし、自分のカプセルにも「Hochi」を置きたい方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。